こんにちは。とりい皮膚科クリニックです。
本日はシミ取りレーザー照射後の保護テープについてです。
シミ取りレーザー照射後は、カサブタができ、10日~2週間程で剥がれ落ちます。
その間はお顔にカサブタが出来た状態になります。
この期間をダウンタイムと言いますが、施術箇所には保護テープを貼って過ごします。
最近、施術箇所がマスクで隠れるからとマスクの下には保護テープを貼っていないとの声を耳にする事があります。
これはお肌に大変良くありませんので、今すぐやめるようにしましょう。
保護テープの役割
シミ取りレーザーを照射後のお肌や、かさぶたが剥がれ落ちたばかりのお肌はとてもデリケートです。
保護テープは、外部から施術箇所を保護します。
保湿剤を塗ってから貼った場合は保湿効果を保つ役割もあります。
マスクで隠れる部分とは?
マスクで隠れる部分にはテープを貼っていないとおっしゃる方は、マスクの下は「まわりから見えない」「外部から守られている」とお考えかもしれません。
ですがそれは大きな間違いです。
マスクの下はたしかにまわりからは見えません。ですが、外部から守られているとは考えにくいです。
なぜなら、ウィルス対策として推奨されている不織布マスクは白色ですので紫外線を通します。
その上、マスクは表情を動かすたびにお肌と擦れます。
つまり、保護テープを貼っていないと、マスクが動くたびに施術部に刺激を与えてしまっているのです。
マスクの擦れはお肌に色素沈着を引き起こす原因になります。
日常的にマスクを着用することになって随分たちますが、長時間マスクを着用される方からはお肌のトラブルもよく耳にします。
マスクとお肌が擦れたり、中の湿度が高すぎることで肌荒れを起こしてしまうのです。
マスクによる擦れが、外部からの刺激としてシミの原因になることもわかっています。
シミ取りレーザー照射後のお肌はとてもデリケートな状態です。
マスクの摩擦によって色素沈着を起こす可能性がありますので、保護テープをしっかり貼りお肌を保護するようにしましょう。