こんにちは、とりい皮膚科クリニックです。
まだまだ紫外線の強い日が続いていますので、シミ対策は必須ですね。
さて、患者様から「人より日焼けしやすい気がする」
「紫外線対策をしっかりしていても日焼けしてしまう」
とのご相談を受けることがありますが、実はこれは気のせいではありません。
日焼けの仕方には個人差があります。
日焼けの仕方は皮膚のメラニン色素の量で変わってきます。
白人はメラニン色素が少ないので、紫外線を浴びても赤くなるだけで黒くはなりません。
皮膚に多くのメラニン色素がある黒人は日焼けはほとんどしません。
黄色人種である日本人は紫外線を浴びると、初めは赤くなり、その後黒くなる(日焼けする)方が多いです。
皮膚のメラニン色素の量には個人差があるため、人によって日焼けしやすかったり、日焼けしにくかったりするのです。
フィッツパトリック(Fitzpatrick)分類では皮膚のタイプは6種類
フィッツパトリック(Fitzpatrick)分類とは、紫外線を浴びた時の反応を基に皮膚タイプを6つに分類したものです。
スキンタイプ | 紫外線に対する反応 |
---|---|
I | 常に赤くなり、決して皮膚色が濃くならない |
II | 常に赤くなり、その後少し皮膚色が濃くなる |
III | 中等度赤くなり、皮膚色が少し濃くなる |
IV | わずかに赤くなり、皮膚色が濃くなる |
V | ほとんど赤くならず、皮膚色が濃くなる |
VI | 赤くならず、皮膚色が濃くなる |
日本人はⅢ~Ⅳタイプの人が多いです。
日焼けをしやすく、日焼けで肌が小麦肌になる人はⅣのタイプです。
紫外線を浴びても、赤くなるだけで皮がむけて戻る人はⅢのタイプです。
Ⅰ、Ⅱタイプに属する皮膚の色が白い人(白人など)は、紫外線に対して皮膚がダメージを受けやすいといわれています。
色白の人は紫外線対策を念入りにしましょう
メラニンの生成がお肌のターンオーバーを上回ると、メラニンが皮膚に蓄積されシミの原因となってしまいます。
人によって日焼けの仕方には個人差があり、シミのできやすさも個人差があります。
色白の方は紫外線によるダメージを受けやすいので、紫外線対策を特に念入りに行いましょう。
もしシミができてしまってもあきらめないで!!
シミ予防のセルフケアとしては、紫外線対策、保湿、ホワイトニング化粧品を使用するなどがあります。
それでも加齢や紫外線により、シミができてしまう場合も・・・
でもあきらめないでください。シミは改善できます!!
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