
「ほくろとシミの違いとは?」「ほくろ除去とシミ取りは同時にできる?」「シミからほくろになるの?」と疑問に思う方も少なくありません。今回は、ほくろとシミの違い、原因、特徴、それぞれに向いている施術を解説します。また、ほくろやシミを増やさないためにできるセルフケアも、分かりやすくご紹介します。シミ・ほくろ除去が気になる方はチェックして、ご自身に合う対処法を見つけてください。
【基本情報】その肌の点はどっち?気になるほくろとシミの違い

ほくろやシミはどちらも身近な肌の変化ですが、できる仕組みが異なります。まずはそれぞれの基本を理解して、適切な対処につなげることが大切です。
ほくろとは?母斑細胞が増殖してできるもの
ほくろは、母斑細胞と呼ばれる細胞が集まってできる皮膚の良性腫瘍です。表皮と真皮の境界部分だけではなく、真皮内の層にも発生しやすい特徴があります。生まれつき見られる場合もありますが、後から形成されることも。ほくろは形状のバリエーションが豊富で、体のさまざまな部位に現れる皮膚変化として知られています。
シミとは?メラニン色素が沈着してできるもの
シミは、肌にたまったメラニン色素によって生じる変化です。通常、メラニン色素はターンオーバーによって外へ押し出されます。しかし、過剰に生成されたり、ターンオーバーが乱れて排出が十分にできなかったりするなどの要因により、肌表面にシミとして現れてしまいます。なお、シミは、ほくろに比べて皮膚の浅い位置にできやすいのも特徴です。
【徹底比較】ほくろとシミの具体的な違いを解説
ここで、ほくろとシミの違いと見分け方について詳しく見ていきましょう。
色
判断する際のポイントの1つが色です。ほくろは黒や濃い茶色などのくっきりとした色が多い傾向にあります。一方、シミは基本的に茶色で、ほくろよりも薄い色が特徴です。
形状と輪郭
ほくろは丸みのある形が多く、輪郭がはっきりしていることが一般的です。シミは不規則な形になることがあり、輪郭もぼやけていることがあります。
表面の盛り上がり
ほくろかシミか迷う場合は、指でふれると判断しやすいでしょう。ほくろは立体感があり、ふれると皮膚表面よりも盛り上がっていることが多いですが、平坦なタイプも存在します。対して、シミは皮膚表面とほぼ同じ高さで、ふれても盛り上がりを感じることはほとんどありません。
大きさ
ほくろは5mm以下と小さいサイズのものが多い傾向にあります。シミは、小さな点状のものから、広範囲に広がるものまで、種類によって差があるのが特徴です。
できやすい体の部位
ほくろは顔、腕、胴体など全身にできます。なお、紫外線の影響を受けるシミは、日光を受けやすい頬、額、手の甲などに現れやすい点が特徴です。
出現しやすい年代
ほくろは遺伝や体質が関係するため、子どもの頃から発生します。また、大人になってから増えることも珍しくありません。一方、多くのシミは30代以降に発生する傾向があります。
自己判断は危険!シミやほくろと間違えやすい皮膚疾患
ほくろとシミの違いを知ることは大切ですが、見た目だけでの自己判断には注意が必要です。シミやほくろに似ていても、皮膚がんのような重大な皮膚疾患が潜んでいる可能性もあります。とくに注意が必要なのが、「悪性黒色腫(メラノーマ)」です。
悪性黒色腫は、高齢の方だけでなく、30~50代の中年層に見られることもある疾患で、色素細胞ががん化することで現れます。大きさが6mm以上ある、左右非対称で境界がギザギザしている、病変の中に複数の色調が存在するといった場合は要注意。進行が早いため「急にほくろができた」「シミが急激に大きく広がった」と感じるケースもあるでしょう。ただし、早期発見により適切な治療を早い段階で受けられるため、予後が大きく改善されることもあります。肌の状態で気になる変化がある場合は、皮膚科での相談が大切です。
ほくろを除去したい場合の主な治療法
ここでは、ほくろの治療法をご紹介します。
炭酸ガスレーザーなどレーザーによる除去
レーザーによる除去は、ほくろ治療の中でもダウンタイムが短く、肌への負担が比較的少ない方法です。炭酸ガスレーザーなどの機器を用いて、ほくろの組織だけを蒸散させるため、切開や縫合が不要です。メスを使用しないため傷痕が目立ちにくく、長期間のダウンタイムを取れない方に向いています。ただし、ほくろの深さ・大きさによっては一度で取り切れない場合もあり、きれいに除去するために複数回の施術が必要になることがあります。
外科手術による切除
外科手術による切除は、ほくろを根元からしっかり取り除きたい場合に適した治療法です。局所麻酔を行った上で皮膚を切開し、ほくろの組織を深い部分まで丁寧に取り除いた後、縫合して仕上げます。レーザーによる除去が難しい大きなほくろにも用いられる方法です。施術後は傷痕ができますが、医師の指示に沿ってケアを行うことで、きれいな仕上がりを目指せるでしょう。
シミの種類に応じた専門的な治療法

続いて、シミの治療法について見ていきましょう。
スポットで狙うレーザー治療
シミ取りのレーザー治療は、濃いシミやピンポイントで気になる部分を整える治療法です。メラニン色素に反応する波長のレーザーを照射し、不要な色素だけを選んで破壊するため、周囲の肌へのダメージを抑えながらシミを軽減できるでしょう。少ない回数で効果を実感しやすく、特定のシミを集中的にケアしたい方に適しています。ただし、濃さや深さによっては複数回の施術が必要な場合も。また、照射終了後から施術部位の紫外線対策が欠かせません。
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顔全体のトーンアップも目指せる光治療(IPL)
光治療(IPL)は、顔全体に広がる薄いシミやそばかすなどの肌悩みを同時にケアできる治療法です。レーザーに比べてマイルドな光を肌に照射すると、メラニン色素に作用してシミやそばかすが薄くなります。さらに、真皮層にもアプローチしてコラーゲンの増生に働きかけるため、肌のキメを整える効果も期待できるでしょう。ダウンタイムが少なく、15~20分ほどで完了する施術ですが、赤みや色素沈着などのリスクは少なからずあります。
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体の内側と外側からアプローチする内服薬・外用薬
シミ治療では、体の内側と外側の双方から働きかけることで、より変化が期待できます。なお、内服薬や外用薬には、メラニン生成を抑える成分や、肌の代謝を促進して色素排出をサポートする成分が含まれています。いずれも市販薬が販売されていますが、より個々に合った薬剤求める場合は、皮膚科を受診して処方してもらうのが良いでしょう。
ほくろ・シミを増やさないために今日からできる予防策

ほくろやシミを今以上に増やさないために、以下の点に注意しましょう。
年間を通じた紫外線対策
紫外線は季節を問わず降り注いでいるため、一年中紫外線対策をするのが重要です。紫外線によってダメージを受けると、メラニン色素が生成されてほくろやシミにつながります。帽子や日傘、サングラスなどを着用して、肌が受けるダメージを軽減しましょう。また、日焼け止めクリームを2~3時間ごとに塗り直すのも重要です。
生活習慣を改善して肌のターンオーバーを整える
ほくろやシミを増やさないために、ターンオーバーの乱れを整えましょう。そのためには、規則正しい生活を意識し、十分な睡眠を確保することが大切です。また、栄養のバランスを整えることで肌の生まれ変わりを支えられます。肌の代謝を促進してメラニン色素を排出すると、ほくろやシミが増えにくくなるでしょう。
皮膚に摩擦や刺激を与えないように注意する
肌への摩擦や刺激は、ほくろやシミを目立たせる原因になるので注意が必要です。洗顔やクレンジングで肌を強くこする習慣があると、肌組織に負担がかかるためメラニンが蓄積しやすくなります。洗顔やクレンジングでは強くこすらないように意識し、優しく肌を洗いましょう。また、マスクのズレや頬杖などによる刺激にも注意が必要です。
ほくろとシミの違いに関するよくある質問【Q&A】
最後に、ほくろやシミで悩む方から寄せられる質問にお答えします。
- Qほくろやシミは自分で取ってもいいですか?
- A
ほくろやシミが気になったとしても、自分で取るのはやめましょう。傷が残ったり炎症を起こしたりするリスクがあります。また、悪性病変を見逃す可能性もあるため、ほくろやシミを取り除きたい場合は皮膚科専門医に相談しましょう。
- Qシミ治療は1回で完了しますか?
- A
シミ治療は、1回で済むこともあります。ただし、シミの濃さや種類によっては、治療回数を重ねる必要があることも少なくありません。一般的には、継続的なケアでシミを徐々に薄くしていきます。
- Qほくろの大きさや形が急に変わった場合、どうすればいいですか?
- A
ほくろの大きさや形が急激に変化した場合は、早めに皮膚科を受診して相談しましょう。通常、良性のほくろは大きさや形が急激に変化することはほとんどありません。急激な変化が見られる場合は、メラノーマをはじめとする悪性腫瘍である可能性が考えられるため、医師の診断が必要です。
ほくろかシミか迷ったら皮膚科への相談が美肌への近道
ほくろとシミは原因が違うため、適している施術もそれぞれ異なります。シミ取り・ほくろ取りの違いも理解した上で、ご自身の状態に合う適切なケアをするのが重要です。また、セルフケアにも力を入れて、ほくろやシミを今以上に増やさないのもポイント。今回の記事を参考にして理想の肌を手に入れましょう。ほくろやシミにお悩みの方は、とりい皮膚科へご相談ください。
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【施術名】ピコスポット
【施術内容】ピコ秒単位の非常に短い照射時間を有するレーザー機器を用い、気になるシミや色素沈着部位に対して、スポット照射を行う施術です。
【施術期間および回数の目安】1~3回程度 ※状態によって異なります。
【費用】1mm~20mmまで¥3,300~¥44,000、全顔10個まで120,000円 ※料金は施術範囲に応じて異なります。※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】施術後、赤み、腫れ、痛み、かさぶた、水疱が生じることがあります。治癒過程で一時的な色素沈着、色素脱失、炎症後色素沈着(PIH)が起こる可能性があります。 ※症状には個人差があります。
【未承認機器に関する注意事項について】
・使用する医療機器「enLIGHTen(エンライトン)SR」は、厚生労働省より【色素性皮膚疾患および刺青の治療を目的】として薬事承認を受けています(承認番号:22800BZX00138000)。
-ただし、承認されている使用目的・使用部位とは異なる目的で使用する場合があります。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・同一性能を有する他の国内医療機器は存在しない場合があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。
【施術名】ピコトーニング
【施術内容】ピコ秒レーザーを優しいパワーで全体に照射し、シミやくすみ、色ムラを改善することを目的とした施術です。
【施術期間および回数の目安】2週間ごとに5回、6回目以降は4週間に1回のペースで最低10回 ※状態によって異なります。
【費用】1回¥27,500円、5回¥99,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】施術後、赤み、腫れ、ヒリヒリ感、軽度の痛みが生じることがあります。まれに色素沈着、色素脱失、炎症後色素沈着(PIH)等が起こる可能性があります。※症状には個人差があります。
【未承認機器に関する注意事項について】
・使用する医療機器「enLIGHTen(エンライトン)SR」は、厚生労働省より【色素性皮膚疾患および刺青の治療を目的】として薬事承認を受けています(承認番号:22800BZX00138000)。
-ただし、承認されている使用目的・使用部位とは異なる目的で使用する場合があります。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
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・同一性能を有する他の国内医療機器は存在しない場合があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。
【施術名】フォトフェイシャルM22
【施術内容】IPLと呼ばれる光を照射し、シミやそばかす、くすみ、赤ら顔、肌のハリ不足などの改善を目的とした施術です。
【施術期間および回数の目安】 4週間ごとに5~6回、その後メンテナンスとして2~3か月あけながらメンテナンスをおすすめしています。 ※状態によって異なります。
【費用】初回¥11,000、1回¥27,500、5回¥99,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【リスク・副作用等】施術後、一時的に赤み、腫れ、熱感、ヒリヒリ感、軽度の痛みが生じることがあります。照射部位のシミやそばかすが一時的に濃く浮き上がり、かさぶたや薄い痂皮を形成する場合がありますが、数日から1週間程度で自然に剥がれ落ちます。まれに、水疱、やけど、色素沈着、色素脱失、炎症後色素沈着が生じる可能性があります。 ※症状には個人差があります。
【未承認機器に関する注意事項について】
・本施術には、日本国内において薬事承認を受けていない未承認の医療機器を使用する場合があります。
・施術に用いる医療機器は、医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。詳細は厚生労働省の「個人輸入における注意すべき医薬品等に関する情報」をご確認ください。
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/purchase/index.html
・薬事承認を取得した製品を除き、同一性能を有する他の国内承認医療機器は存在しない場合があります。
・諸外国における安全性等に係る情報
・重大なリスクや副作用が明らかになっていない可能性があります。
・万が一重篤な副作用が出た場合は、国の救済制度(医薬品副作用被害救済制度)の対象外となる場合があります。





